株式・債券の発行市場にフォーカスしたニュースサイト

この記事は有料記事です

九州電力債:10年は大台目線、7年は10年との距離感

九州電力(2023年12月26日、福岡市中央区)

30日、九州電力の2本立て債(A+:R&I/AA-:JCR/A3:ムーディーズ、総額180億円)が条件決定した。以下は案件レビュー。

回号 年限 発行額 償還日 表面利率 対国債 主幹事
528 7 80 2031/8/25 1.074 45 みずほ/日興/大和/しんきん/東海東京
529 10 100 2034/8/25 1.412 50 みずほ/日興/大和/岡三/しんきん

発行額:億円/表面利率:%/対国債:+bp

10年債は中央の目線である国債+50bpを確保したことで需要を取り込み、100億円に対して約1.1倍の需要となった。7年債は10年債を起点に5bp内側の+45bpに着地し、80億円に増額。「直前のR&Iによる格上げ(A→A+)も投資家の検討を促した」(みずほ)。トランスペアレンシー方式を採用し、アカウントXと自己ブックはいずれもなかった。社債市場への登場は5月の5年・10年債以来で、7年債は昨年5月までさかのぼる。

この記事は有料記事です。全文をお読みいただくには、
法人向けサービス(有料)へのお申し込みが必要です。

関連記事