28日、JR東日本の2本立て外債(A1:ムーディーズ/A+:S&P、ブックランナー:BNPP/バークレイズ/JPM/みずほ)が条件決定した。以下は案件レビュー。
年限 | 発行額 | 償還日 | 表面利率 | ローンチ・スプレッド |
---|---|---|---|---|
12 | 7億ユーロ | 36/9/4 | 3.533% | MS+100bp |
30 | 6億ポンド | 54/9/4 | 5.562% | 英国債+97bp |
2021年9月以来のユーロ建てとポンド建てでの同時起債。JR東日本によるポンドの超長期債は2007年4月の26年債(当時Aa2:ムーディーズ/AA-:S&P、5.25%、英国債+63.5bp、ブックランナー:メリル)以来17年4ヵ月ぶりで、この通貨での最長年限を30年まで伸ばした。いずれもグリーンボンド(GB)であり、ESG性に注目する投資家の買いを取り込み、邦貨換算ではどちらも1100億円を上回る調達となっている。
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