21日、日本学生支援機構の2年ソーシャルボンドが条件決定した。以下は案件レビュー。
回号 76
年限 2年
発行額 300億円
表面利率 0.404%
発行価格 100
ローンチ・スプレッド 国債+6bp/カーブ+6bp
参照国債回号 344
参照国債償還日 2026年9月20日
プライシング基準 JGB
償還日 2026年9月18日
格付け AA+(R&I)/AAA(JCR)
ブックランナー みずほ
主幹事 SMBC日興/大和

2年物財投機関債は、自身による5月の案件が国債カーブ+8bpと、その前回債の+10bpから2bp前進し、7月には日本政策金融公庫債(AA+:R&I/A1:ムーディーズ)がさらに1bp進めた+7bpに着地した。今回は、7月30~31日の日銀会合後に相場が大荒れとなったが、アナウンス後に積み上がった購入意向を支えにタイト化が許容され、+6bpでのマーケティングを経て620億円ほどのオーダーを獲得。「学生機構ならではの幅広い投資家の参加を得た」(みずほ)うえで先行アンダーを実現している。
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