9日、電源開発の10年債が条件決定した。以下は案件レビュー。
回号 90
年限 10年
発行額 78億円
表面利率 1.368%
発行価格 100
ローンチ・スプレッド 国債+49bp
参照国債回号 375
参照国債償還日 2034年6月20日
プライシング基準 JGB
償還日 2034年8月18日
格付け AA-(R&I)/AA+(JCR)
ブックランナー みずほ
主幹事 大和/野村/SMBC日興/東海東京

7日にR&IからダブルAマイナスに1ノッチ引き上げられたものの、既にマーケティングに入っていたことと、金利の急変動への意識が強いなかで、格上げ効果は今回の起債では出なかった。国債+50bp近辺での会話となり、+49bpに着地した。前日にローンチした東北電力10年債(A+:R&I/AA:JCR、100億円、1.392%、国債+48bp、主幹事:SMBC日興/野村/大和/みずほ/しんきん)に1bpの上乗せではあるものの、発行額はサウンディング時の100億円程度には届かず、需要相当の78億円にとどまっている。
よく読まれている記事
2025年6月6日 電発債:“両足”ダブルA効果、10年は関西と北陸の間
2025年6月13日 北海道電債:今度はノンラベルの2本で、8年・10年の段差踏襲
2025年6月10日 北海道電力が10年債を準備
2025年5月23日 中国電2本立てトランジション債、新原発に理解の資金
2025年5月22日 東電PG3本立て債:仕切り直しで1500億円、需要は2100億円