
24日、みずほフィナンシャルグループの2本立て永久劣後債(A:R&I/JCR、総額845億円、ブックランナー:みずほ)が条件決定した。以下は案件レビュー。
回号 | 年限 | 発行額 | 表面利率 | 対カーブ |
---|---|---|---|---|
劣後19 | 永久NC5.39 | 565 | 2.036 | 141 |
劣後20 | 永久NC10.39 | 280 | 2.555 | 141 |
発行額:億円/表面利率:%/対カーブ:+bp
永久NC5.39・NC10.39債ともに国債カーブ+141bpに決まり、先行の三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)債に1bpの上乗せとなった。2023年3月のAT1ショック後はタイトニングの流れが続いていたが、今回債で初めてワイド化した。ボリュームよりプライス重視の方針を採っており、「市場実勢に沿って投資家と十分なコミュニケーションを実施し、リアルマネーや年金勢の買いを取り込んだ」(みずほ)。
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