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ダイキン債:格上げ効果、長期ゾーンで2倍前後

JR天王寺駅ホームのダイキンエアコン(2022年9月5日)

19日、ダイキン工業の2本立て債(AA:R&I/AA+:JCR/A2:ムーディーズ、総額600億円)が条件決定した。以下は案件レビュー。

回号 年限 発行額 償還日 表面利率 対国債 主幹事
32 7 300 2031/7/25 1.005 29 大和/野村/日興/みずほ
33 10 300 2034/7/26 1.343 31 野村/大和/日興/みずほ

発行額:億円/表面利率:%/対国債:+bp

元々クレジットやネームバリューが高いうえ、サウンディング中にR&IからダブルAフラットに1ノッチ格上げされたことが追い風となった。2トランシェともマーケティングレンジの下限に着地し、各300億円の発行額に対して、7年債で2倍程度、10年債で1.8倍程度の需要を獲得した。社債市場への登場は2022年7月以来2年ぶり。発行体初のPOT方式を採用し、アカウントXと自己ブックはゼロだった。

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