12日、三井住友信託銀行(SMTB)の2本立て債(AA-:R&I/AA:JCR、総額900億円、主幹事:大和/野村/SMBC日興)が条件決定した。以下は案件レビュー。
回号 | 年限 | 発行額 | 償還日 | 表面利率 | 対国債 |
---|---|---|---|---|---|
29 | 5 | 700 | 29/7/20 | 0.898% | +31bp |
30 | 10 | 200 | 34/7/21 | 1.466% | +40bp |
※発行額:億円
近い時期に動いていた銀行シニア債の水準を踏まえつつ、今回はボリューム追求型のディールであることから幅広い投資家の買いを取り込む運営とし、5年債が国債+31bpで700億円、10年債が+40bpで200億円、総額900億円のディールに仕上げ、1回の起債における自己記録となった。需要規模は2本で1200億円を超えており、これには「起債コンセプトを明確にしたうえで、早い段階から大台のスプレッドを見せる戦略」(大和)が効果を発揮した。
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