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東京都5年債:9年ぶりのユーロドル、EMEAが8割

22日、東京都の5年ユーロドル債が条件決定した。以下は案件レビュー。

年限 5年
発行額 5億ドル
表面利率 4.750%
発行価格 99.714
応募者利回り 4.820%(単利)/4.815%(複利)
ローンチ・スプレッド MS+60bp
償還日 2029年6月4日
格付け A+(S&P)
ブックランナー ゴールドマン・サックス・インターナショナル/シティグループ・グローバル・マーケッツ/モルガン・スタンレー・インターナショナル/BNPパリバ

東京都庁第一本庁舎(2023年1月21日、東京・西新宿)

発行体は、2016年5月から昨年5月にかけて144A/Regulation Sのグローバルフォーマットを採用していたが、今回は5億ドルという限定された発行額であることと、「足元の海外資本市場における公共(SSA)セクターの新規発行案件が極めて堅調なところで、アジア勢や欧州・中東勢から十分な需要が見込まれた」(シティ)として、2015年5月以来9年ぶりにユーロドル債を起債した。イニシャルプライスソーツ(IPT)から4bpタイトなMS+60bpで49億ドル規模のオーダーを獲得している。

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