16日、バークレイズの3本立てユーロ円債(A:R&I/フィッチ/Baa1:ムーディーズ/BBB+:S&P、総額526億円、ブックランナー:バークレイズ/大和/みずほ/MUFG/野村/日興)が条件決定した。以下は案件レビュー。
年限 | 発行額 | 償還日 | 表面利率 | 対MS |
---|---|---|---|---|
4NC3 | 373 | 2028/5/23 | 1.233 | 75 |
6NC5 | 28 | 2030/5/23 | 1.419 | 80 |
11NC10 | 125 | 2035/5/23 | 1.909 | 92 |
発行額:億円/表面利率:%/対MS:+bp

2021年6月以来約3年ぶりの登場。欧州金融ネームによる今年度初めての円債で、非上位シニア(SNP)債の第1号案件でもある。4NC3債を軸に総額526億円にディールとなった。発行体の11NC10債は初めて。「発行体は常にマーケットを見ており、需要が見込めそうなタイミングを選択した。後続銘柄のベンチマークになった」(バークレイズ)とブックランナーは指摘する。
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