日本製鉄は19日、USスチールの買収を18日に完了したと発表した。ペンシルバニア州とインディアナ州、アーカンソー州、ミネソタ州、アラバマ州を含むUSスチールの製造拠点全体で、米国鉄鋼業で前例のない大規模な設備投資を行う計画(2028年までにUSスチールに対し約110億ドル)で、10 万人超の雇用を維持・創出する見込み。両社は、米国政府との間で国家安全保障協定(National Security Agreement=NSA)を締結し、USスチールは米国政府へ黄金株1株を発行する。
黄金株の保有による米国政府の権利は以下の通り。
・USスチールの独立取締役1人の選任権
・USスチールは以下の事項の実行に際して、大統領または指名する者の同意を必要とする
-NSAでコミットされた設備投資の削減
-USスチールの会社名・本店所在地の変更
-USスチールの法人登記の米国外移転
-生産・雇用の米国外移転
-米国内の競合事業の重要な買収
-米国既存製造拠点の閉鎖・休止や通商、労働、米国外からの調達に関する一定事項 等
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