
鉄道・運輸機構が手掛けた相鉄・東急直通線(2023年5月10日)
19日、鉄道建設・運輸施設整備支援機構の10年CBI認証付きサステナビリティボンドが条件決定した。以下は案件レビュー。
回号 162
年限 10年
発行額 100億円
表面利率 0.701%
発行価格 100
ローンチ・スプレッド 国債+29bp/国債カーブ+29bp
参照国債回号 370
参照国債償還日 2033年3月20日
プライシング基準 JGB
償還日 2033年5月30日
格付け AA+(R&I)/A1(ムーディーズ)
ブックランナー SMBC日興
主幹事 大和/東海東京
SDGs債種別 サステナビリティボンド
第三者評価機関 DNV

鉄道・運輸機構が手掛けた相鉄新横浜線と東急新横浜線の表示(2023年5月16日、新横浜駅)
金利上昇観測の後退と逆イールドの解消による需要の高まり、CBI認証のサステナ債のうえ、資金使途がグリーン100%というグリーン性の濃さといったポジティブ要因が重なり、地方債フラットの国債カーブ+29bpでプライシングされ、100億円の発行額に対して565億円の最終需要を獲得した。鉄道・運輸機構の登場は2月の5年・10年債以来だった。3月22日に2023年度上期の主幹事指名をアナウンスし、このなかで10年債は5月に起債することを知らせ、11日には概要を公表し、ヒアリングを始めた。キャピタルアイ・ニュースで続きを読む