
相模大塚駅付近を走行する相鉄21000系車両(2021年11月3日)
10日、鉄道建設・運輸施設整備支援機構の2本立てサステナビリティボンド(AA+:R&I/A1:ムーディーズ、総額210億円、主幹事:大和/みずほ/三菱UFJMS)が条件決定した。以下は案件レビュー。
回号 | 年限 | 発行額 | 償還日 | 表面利率 | 対国債 | 対カーブ |
---|---|---|---|---|---|---|
160 | 5 | 90 | 28/3/17 | 0.359% | +13bp | +13bp |
161 | 10 | 120 | 33/2/25 | 0.765% | +27bp | +27bp |
※発行額:億円

白楽駅~妙蓮寺駅間を走行する東急SDGsトレイン(2020年11月2日)
自身が手掛ける相鉄・東急直通線の開業を3月18日に控えるなか、5年・10年ゾーンに総額210億円で登場。グリーン性100%のCBI認証付きサステナ債であることと、限定された発行額によって、1月の同年限に先行した日本政策投資銀行債(AA+:R&I/AAA:JCR/A1:ムーディーズ/A:S&P)での国債カーブ+14bpと+29bpをそれぞれ1bp、2bp下回る+13bpと+27bpに着地した。5年債の水準に「グリーンプロジェクトへの好感」(大和)が反映され、10年債は、ノンラベル地方債にタイト化幅を合わせた。10件の投資表明を新規で獲得し、累計で317件となっている。キャピタルアイ・ニュースで続きを読む