3日の地方債市場では、各2銘柄の20年満期一括償還債と20年定時償還債が条件決定した。以下は案件レビュー。

宮城県庁(2018年7月31日)
発行体 | 年限 | 平均年限 | 発行額 | 償還日 | 表面利率 | 対国債 | 対カーブ |
---|---|---|---|---|---|---|---|
群馬県 | 20 | – | 100 | 42/6/13 | 0.791 | 2 | 1 |
愛知県 | 20 | – | 150 | 42/6/13 | 0.791 | 2 | 1 |
宮城県※ | 20 | 10.25 | 200 | 42/6/20 | 0.416 | 14 | – |
熊本県※ | 20 | 10.25 | 100 | 42/6/20 | 0.416 | 14 | – |
発行額:億円/表面利率:%/対国債・カーブ:+bp
※定償債
20年満括債が国債カーブ+1bp、20年定償債が+14bpと、先行銘柄並みで決まり、順調に消化された。
■20年満括債
1月の案件から国債カーブ+1bpという極限のスプレッドが続いており、4月以降の千葉県債なども踏襲し、円滑に販売されていた。ただ、米国の利上げペースへの思惑やウクライナ戦争の長期化などで金利のボラティリティが高く、20年国債の利回りが0.7%割れから0.7%台後半の範囲で変動していたことへの警戒があった。