
大山詣りの像(大山阿夫利神社、2021/06/13 撮影Kikuchi)
4日の地方債市場では3銘柄の10年債が条件決定した。以下は案件レビュー。
発行体 | 年限 | 発行額 | 償還日 | 表面利率 | 対国債 | 対カーブ | 基準 | 決定時 | 方式 |
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神奈川県 | 10 | 200 | 31/6/20 | 0.065 | 6.0 | 6.0 | 国債 | 前日大引 | 交渉 |
静岡県 | 10 | 100 | 31/6/20 | 0.065 | 6.0 | 6.0 | 国債 | 前日大引 | 交渉 |
大阪府 | 10 | 200 | 31/8/29 | 0.083 | 7.8 | 7.0 | 絶対値 | 当日前引 | YD(60%) |
発行額:億円/表面利率:%/対国債・カーブ:+bp
■交渉方式
交渉方式の神奈川県と静岡県が8月の先頭銘柄で、どちらも国債(償還一致)+6bpと、6~7月の水準を踏襲した。プレマーケティングの状況を見ると、神奈川県債は、初日に+5.83875bpという結果で、+6bpの1本値を2日目に提示し、全社が+6bpで回答して決まった。静岡県債は、初日の結果が+5.9~6.0bpで、+6bpのレンジを提示し、+6bpで決まった。いずれもシ団の目線はほぼ+6bpで揃っていた。