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上場会見:コラントッテ<7792>の小松社長、エビデンスある血行改善

8日、コラントッテが東証マザーズに上場した。初値は公開価格(1100円)を25%上回る1385円を付け、1685円で引けた。同社は永久磁石磁気治療器「Colantotte(コラントッテ)」などのブランドを国内・海外に展開。認知症や独居の高齢者などを対象にする緊急時連絡サービスであるCSS(コラントッテ・セーフティ・サービス)も手掛ける。小松克己社長が東京証券取引所で上場会見を行った。

独自技術で磁力の範囲が水平に広がることを説明する小松社長

独自技術で磁力の範囲が水平に広がることを説明する小松社長

―市場の評価について
高評価を得て凄い水準まで上がり、心が引き締まる。嬉しいのもあるが、それ以上にパブリックカンパニーとして責任の重みを感じる。良い業績を出して発展し続ける会社にしていかなければならない。

―父親の脳梗塞を原因とする痺れに関する創業ストーリ―に関して、医療機器として承認されているが、脳梗塞に効くのか
痺れに効くのではなく、痺れているために寝返りを打ちにくく、正常な右半身に肩こりなどで痛みが出ていた。脳梗塞の治療や痺れに効果があり治ったものではなく、正常な部位の血行が良くなりコリをほぐした。

―「N極S極交互配列」を採用すると、そうでない他社製品と比べて効能がどの程度異なるのか
磁石の商品は、例えば、サポーターを作る場合に、他社製品は大量生産するために、磁石ではなく磁力のないフェライトを生地に先に並べて、後の工程で磁力を付与する。そうすると磁石の極が全て同じ向きになる。コラントッテは当初手作りで2枚作っただけであり、手作りで簡単にできる。ただ、大量生産は難しい。研究して日米で生産特許を取り、量産しているが、この製法を貫いている。サーモデータや血行の量など効果が違う。効き目が良いことで売れてきた。

「ドランクドラゴンのバカ売れ研究所!」で取り上げられ、目に見えて効果が分かるため反響が大きかった。磁気商品は、ほかのエビデンスのない商品と混同されてしまう。我々は上場を機にコマーシャルやSNSで発信し、エビデンスがあり違いがあることを拡散していきたい。

―N極S極を交互に配置することで磁力が強くなり、それを当てると血流が良くなり、サーモカメラで見ると体温が上がり、コリがほぐれる能力があると言えるのか
磁力が強くなるというより、点ではなく面で効く。磁力が横に広がる。

―薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性および安全性の確保等に関する法律)上、磁石の配列によって肩こりをほぐす効果が従来製品よりも高いと訴求できるのか
我々はサーモデータの比較を示すが、他社との比較という表現をしていない。日本のコマーシャルでは他社比較ができない。交互配列すると、磁力が水平につながり深く入る。これが点ではなく面で効くということだ。筋肉は点ではなく面であり、面で磁力を当てることで毛細血管を広げる。

森田仁取締役:磁力が強くなるという表現は違うと思う。磁力は単位面積当たりの磁束線の数なので、100ミリテスラと言えば我々の磁石も他社の磁石も同じだ。ただ、配列の仕方で磁力の効果が及ぶ範囲が広くなり効果を感じやすい。それは販促の文言で使っている。

―コラントッテ事業の製品を60種類作っているが、多品種展開のメリットは何か
当社の「N極S極交互配列」は、血行が非常に良くなることがサーモデータなどで証明され、それを体のいろいろな部位に使うので60アイテムになっている。我々が調べたところ、ニッチな分野であり競合が入ってこない。

他社の製品には、薬局で3000円ぐらいまでの物が売られているものや、7000~8000円の製品は磁気を一部利用している物があり、当社では1万円以上の価格の物が非常に売れている。

今までの医療機器は、臭わない、隠すという状態で使われてきた。だが、デザインにこだわって見せる医療機器にしたのはコラントッテが初めてではないか。着る服によって変える人や、スポーツ時と日常生活で使い分ける人が多いので、デザインの違いで製品の種類が増えている。

―中国以外への海外展開は
欧州は代理店方式だが、コロナ禍で止まっている。インバウンド観光客への販売も止まっている。しかし、それらがなくとも利益が出ている。世の中が正常に戻ってきたら確実に元に戻るようになると思うので、(海外の分は)プラスアルファになる。

―コロナ禍が落ち着いたら中国以外の海外にも展開するのか
それも視野に入れている。

森田取締役:補足すると、当社は既に海外と取り引きしている。コロナ禍で傷んではいるが、現状では台湾や香港、マレーシア、シンガポール、ベトナム、フィリピンの代理店と契約している。欧州では英国がそうだ。

―コラントッテRESNO製品の優位性は
特別な医療機器であり特許を持つ磁気治療器を中心に、上場を機に知名度や認知度を上げて、「体に良いものを作っている」と認識してもらう。その切り口からレッドオーシャンと言われるなかでいろいろな商品に打ち勝ちたい。女性市場に特化する製品も開発するが、磁石でない商品もピックアップして取り入れていく。

―CSS事業は、利用者が携帯するカードに記入されている情報をコールセンターに照会するシステムだが、特別なテクノロジーは必要ないのか。ビジネスモデル特許を取得していることからシンプルなものなのか
シンプルなものだ。例えば、GPSなどいろいろなものは便利そうに見えるが、個人情報の観点からCSS管理センター(コールセンター)を介することで、第三者がサービス利用者に直接つながることを防ぐ。そのためには、アナログ的だが最良との判断で、この仕組みにしている。

―CSSに競合は存在するか
今は日米でシステム特許を取得しており、競合はない。GPSなどを使う近いサービスはあるが、要点が違う。

―現在の総売上高に占めるCSS事業の比率は0.07%だが、今後コラントッテ事業とCSS事業の比率をどうしていきたいのか。
元々個人から月額390円を受け取ることでスタートした。コロナ禍も含めてこの2年ぐらい全く営業活動をしていない。BtoBで、例えば、大手保険会社や大手クレジット会社と提携してサービスとしてCSSを活用してもらえないか進めていこうとしている。

個人から直接月額料金を得ることは難しいため、サービスの一環として使ってもらえる方向で進める。利用人数が多くなるとコストは下がってくると思うが、コロナ禍の影響で最終的な打ち合わせができておらず、具体的にそこまで到達していない状態だ。

-CSS事業のNPV(Net Present Value)をどう考えるか
森田取締役:まだそこまでは見通しが立たない状況だ。

―今後の投資の方向性は
メインは、知名度を上げる広告宣伝費などマーケティングに使う。我々はファブレスメーカーで工場を持たずに事業を進めるため大きな固定資産の取得はない。ビルの改修などは予定しているが、マーケティング費用と人材採用が主な使用目的だ。

―株主還元は
小松社長:期末に12円の配当を計画している。

―成長に従って増配も視野に入れるのか
視野に入れていく。

[キャピタルアイ・ニュース 鈴木 洋平]


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