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上場会見:プレミアアンチエイジング<4934>の松浦社長、化粧品にとどまらない

28日、プレミアアンチエイジングが東証マザーズに新規上場した。公開価格の4140円を36.96%上回る5670円の初値を付け、5260円で引けた。同社はクレンジングバームを主力とする「DUO」と、オールインワン美容液「CANADEL(カナデル)」のほかに2つのブランドを持つ基礎化粧品のファブレス企業。松浦清社長が東京証券取引所で上場会見を行った。

松浦社長は、定期販売と顧客の声を吸い上げて商品開発に生かすDtoCのビジネスモデルについて説明した。

松浦社長は、定期販売と顧客の声を吸い上げて商品開発に生かすDtoCのビジネスモデルについて説明した。

―初値が公開価格を上回った
37%アップということで、非常にありがたいというか評価されたと考えている。ただ、マーケットなので我々がコントロールできるものではなく、粛々と経営をして企業価値を向させることに尽きる。今日は初日だが、これからパブリックカンパニーとして気を引き締めていきたい。

―上場の狙いは
我々は少数精鋭だ。200億円以上の売り上げを100人以下で上げており、非常に生産性が高い。1人ひとりに非常に高い能力が必要になる。そのような意味では優秀な人材の確保が我々にとって一番のメリットだろう。

―コロナ禍の商品に対する影響と今後の見通しは
外出自粛などもあり、良い影響としては店頭よりもECでの購入が進んだ。ECマーケットが大きくなったことで新規顧客が非常に増えた。

小さいがマイナス要因が2つある。1つは最近分析した結果、3~4月ぐらいに継続率が若干落ちた。これは既に戻っている。もう1つは非常事態宣言下で大きなショッピングセンターや商業施設は店舗をクローズせざるを得ず、売り上げが若干下がった。ただ、(通販と店頭販売の比率は8対2で)店頭販売よりも通販の売り上げが大きく、減少は限定的だった。

―化粧品を使う機会自体が減ったような事態はあったのか
懸念したが、家にいてもWEB会議で顔を見せるため化粧をすることが分かってきた。我々の主力のクレンジングは使われる。それ以外にも、家にいることでむしろ美容にお金を使おうということでスキンケアの領域では追い風となった。

―将来像としての化粧品業界での立ち位置は
今は化粧品を販売している会社として見られている。化粧品は大事な軸だが、将来的には健康食品やインナービューティー、美容医療などの分野にまで展開して、プレミアアンチエイジングという社名の通りアンチエイジングに関する事業ポートフォリオを組んでいく。

何を軸にするかといえば、1つはDtoC(Direct to Consumer)になる。これは我々の大きな資産であるので、活用して近接するアンチエイジングの分野で展開したい。

―展開のスケジュールは
2~3年以内にはある程度展開したい。今期は準備を進めている。

―新規事業については製品にアンチエイジングの機能を持つ成分を使うといったイメージがあったが、より広がりのある意味合いがあるのか
化粧品の分野にとどまるとは考えていない。アンチエイジングとDtoCの2つの軸で交通整理をしながら成長していきたい。

―複数のブランド間の位置付けや関係性はどうなるのか
化粧品のブランドの観点では、マーケットでのポジショニング、どこに競合優位性があるかを見つけて、そこでブランドをローンチする。つながりという意味では、アンチエイジングの枠内でつながっている。

アンチエイジングでつながってはいるが顧客の志向が違っている。例えば、長期的にクレンジングを続けて美容を保つ考えもあり、即効性(が必要)であればカナデルを使う。志向で分けたりする。

―200万人超の既存会員に対するCRM強化がこれからだがブランド横断型のアップセル・クロスセルを強化するのか
その通りで、年代なども関係してくる。このブランドのこの年代の顧客は、こちらの(別の)ブランドに興味があるのではないかとマッチングさせたりする。むしろそれこそがデジタルマーケティングの神髄かと思う。

―広告宣伝の大きな方向性としてはこれまでのデジタルからマス向けにシフトするのか
デジタルがメインだが、マスもしっかり取り組んでいく。デジタルマーケティングは成果報酬であり、顧客1人を獲得するコストに関してリスクがない。投入に見合った売り上げが上がることから、基本はデジタルマーケティングで進める。それを補完するためにマスマーケティングで認知度を上げてマーケットを広げるイメージだ。

―最近のネット広告の単価上昇を吸収できるのか
認知度が上がればCPO(Cost Per Order)は下がる。(広告単価は)簡単には下がらないが、そのバランスの取り方が我々独自の強みだ。

―第4のブランドimmuno(イミュノ)が持つSDG’sのコンセプトはどのようなものか
二酸化炭素の排出を削減できるような容器を開発・使用する形で貢献していきたい。

―株主還元の方針は
戸谷隆宏CFO:今、成長の余地がたくさんある。配当は行わず成長のエンジンを回していきたい。目安としては、現在カナデルの成長が著しいが、その成長がある程度見えてきたタイミングで配当を検討したい。株主優待に関しては前向きになるべく早い段階で取り組みたい。

プレミアアンチエイジング<4934>の情報はこちらでご覧いただけます。

[キャピタルアイ・ニュース 鈴木 洋平]


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