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上場会見:コーユーレンティア<7081>の梅木社長、五輪後に市場が伸びる

7日、コーユーレンティア<7081>が東証ジャスダックスタンダードに上場した。初値は公開価格の1890円を32.80%上回る2510円を付け、2290円で引けた。同社はイベントや建設現場の事務所など向けに什器や備品(FF&E)、OA機器のレンタルや関連サービスを手掛ける。梅木孝治社長が東京証券取引所で上場会見を行った。

モノからコトへの流れでフェスやイベントが増えていると話す梅木社長

モノからコトへの流れでフェスやイベントが増えていると話す梅木社長

―初値が公開価格を上回った
公開価格を超えて価格が2~3割上がっていく過程を見ていくと、非常にありがたく、またプレッシャーを感じながらも、しっかりと業績を上げていきたい。

―会計基準の変更で、オペレーティングリースがオンバランス化する流れが追い風になるとはどのようなことか
今でもオペレーティングリースを利用する顧客からレンタルに切り替える顧客が増えている。オペレーティングリースはIFRSとの関係で2024年ぐらいまでに指針が決まり、ファイナンスリースと同様にオンバランス化が国際的な流れだと思う。そうなると経費を損金として処理したい顧客はレンタルを使うしかない。特にパソコンは2年ほどで新製品が出るため、レンタルやサブスクリプション型のほうが良いと考える顧客が増えている。そこに商機を見出し、しっかりとPRを進めていきたい。

―2020年12月期は減益予想だが
大野健二郎上場準備室室長:2019年12月期は、本来2020年に受注すべきと予想していたものを先に納品したため、損益が変わり、計画が若干マイナスになった。

梅木社長:厳しめに見て、今ある受注を鑑みた上での数字となった。

―ホテルやeスポーツ業界への進出について
ホテル業界については昨年から様々な仕事を受注しており、(子会社の)ONEデザインズの新規事業にリノベーションがある。ただのリノベーションではなく、外国人の富裕層のみに向けてPRする。外国の会社のCEOが日本で仕事をする場合、必ず「日本の住宅は狭くてインテリアは小さい。何とかしたいが英語で話せるところがない」と言われる。そこに当社が商機を見出し、英語ができるデスクを設けている。

リノベーション事業でCEOやVIPに対応した際に、ある顧客がホテルを作るという話になり、ホテルのデザインを立て続けに5件担当した。その実績を展開して、今期はホテルのデザインを監修する仕事を少しずつ増やしたい。

eスポーツは、来年に開催が予定されている大きなイベントのインフラの整備や商品のレンタルを今から受注している。今後eスポーツには資金が投下されていくとともに、法令が少しずつ変わっていくことから、海外と同じレベルになっていくと見ており、準備している。eスポーツで使う椅子や机は通常のものと全然違う。

―東京オリンピック・パラリンピック後の展開を心配する投資家もいる
イベント系の事業では、まずオリンピック・パラリンピックに集中する。逆に、東京オリンピックがあるからこそ、会場やインフラの問題から開催できず、大きなイベントは待っている状況にある。オリンピック終了後には、小さいものも含めて市場が伸びていくと予想しており、そこに注力していく。市場がシュリンクするとは考えていない。

もう一つ、建設市場についても、2019年度がピークだったが、東京では2020年や21年からの建設を待っている状態で、再開発も控えている。建設市場もオリンピック後に伸び、それら(の建設)に対応する準備室などに納品しているため、市場については全く心配をしていない。

―ICタグを使った商品管理の効果は
物流センターも含めて、ICタグで単品を管理することで、商品がどれだけ動いているかトレースして数値を管理し、将来的には(需給などの)予測をしたい。また、単品の生涯管理をすることで、それが何回転してどのぐらい収益を生むか管理したい。さらに、タグを読み取ってIoTで効率化できるような物流センターを作っていきたい。今後このタグが、我々の商品や業績に、コスト面も含めて非常に大きなインパクトを与えると捉えている。

―配当政策は
大野室長:今期は配当を見合わせたいが、オリンピック後の2021年12月期以降は安定的に配当することを優先して、計画と市況、実績を見て判断していきたい。

コーユーレンティア<7081>の情報はこちらでご覧いただけます。

[キャピタルアイ・ニュース 鈴木 洋平]


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