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上場会見:ALiNKインターネット<7077>の池田社長、tenki.jpで社会インフラに

10日、ALiNKインターネット<7077>が東証マザーズに上場した。初値は付かず公開価格の1700円の約2.3倍となる3910円の買い気配で引けた。同社は日本気象協会と共同で天気予報専門メディアの「tenki.jp」と「tenki.jp登山天気」を運営する。池田洋人社長が東京証券取引所で上場会見を行った。

BtoCの天気情報サービスに農業やファイナンスなど異なる価値を付加する「天気3.0」の展望について話す池田社長

BtoCの天気情報サービスに農業やファイナンスなど異なる価値を付加する「天気3.0」の展望について話す池田社長

―初値が付かなかった
マーケットから非常に良い評価をもらっていると思うと同時に、株主やステークホルダ―に対して大きな責任を感じている。

―上場の狙いについて
IBMが米国の気象会社を買収するなど気象に関わるマーケットが非常に注目されている。気象庁も、気象情報の活用によって2020年までにGDPを2000億円以上底上げするという記事を発表している。我々はtenki.jpを通じて社会インフラ化していきたいという思いがずっとあった。気象が注目される今のタイミングで上場したいとIPOに向けて(準備を)進めてきた。

―天気3.0は新規事業の立ち上げを意味するのか
tenki.jpとも関連するが、我々は気象会社ではなく気象(データ)を取り扱うことが得意な会社だと思っている。例えば、広告のチューニングについて、トレーディングデスクの例を見ても、天気と購買との関係性についてのビッグデータを過去に遡って保持している。これらのデータを活用しながら、第三者のデータを掛け合わせて、新しい価値を創出したい。tenki.jpの延長線上にあるとも言えるし、今後の状況による。データを掛け合わせてBtoBtoCのような形でのデータ販売などを想定している。

―広告収入以外の収益源は
課金を一つの方法と捉え、tenki.jp登山天気を月額240円で提供している。登山などシチュエーションを絞ることで課金でビジネスが成り立つことが見えており、展開を考えている。

―傘のシェアリングを手掛ける「アイカサ」に出資した狙いは
我々は今後ネットだけでなくリアルなものと融合させていきたいと考えており、将来的にIoTを見据えて出資した。アイカサと具体的に詰めていく必要があるが、傘を使うことによって、当社で取れないデータを取得でき、天気3.0の世界で活用していくことは想定の一つだ。

―人材戦略は
主にエンジニアやデータを解析するアナリティスト、また、天気についてはパターン化できる情報がかなりあるため、AIに関する人材を採用していきたい。

―配当政策について
しばらくは事業に投資し、どこかのタイミングで配当を考えたい。

ALiNKインターネット<7077>の情報はこちらでご覧いただけます。

[キャピタルアイ・ニュース 鈴木 洋平]


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