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上場会見:テクノフレックス<3449>の前島社長、中小企業の受け皿に

10日、テクノフレックスが東証2部に上場した。初値は公開価格の900円を11.11%上回る1062円を付け、1071円で引けた。同社は配管継手の専門メーカー。管継手と呼ばれる配管同士の接続部分を製造するほか、金属塑性加工と介護事業を手掛ける。前島岳社長が東京証券取引所で上場会見を行った。

耐震化や省力化に資するフレキシブル継手について説明する前島社長

耐震化や省力化に資するフレキシブル継手について説明する前島社長

―初値が公開価格を上回った
株主から熱く期待されている数字と捉えており、さらに上がるように頑張っていきたい。

―このタイミングでの上場の背景は
上場は以前から準備しており、20年前から監査法人に関わってもらってきた。技術を持っている会社が数多くあり、今後、中小企業の大廃業時代が進む。今上場することで信頼を得て、そのような企業の受け皿になりたい。

また、事業を拡大するうえでの人材獲得に向け、上場による信頼の向上が重要になると考えた。

―M&Aや提携の方向性について
これまでもM&Aで配管に関する事業を深めており、今後もシナジーが見込める配管関連メーカーや工事会社と組みたい。

―水道管の老朽化対策のSDF工法の担い手とその耐用年数は
工事会社のデックと大成機工、テクノフレックス、昭和螺旋管製作所で、10年前から実用化しており、この2年間で(実績が)増えている。我々は工事業者にフレキシブル継手の部分を提供する。更新後の水道管の耐用年数は、SDF技術協会では40年としている。

―電柱切断機の提供先と競合先、東京都の無電柱化施策による業績への影響は
電機の商社にレンタルで貸し出しており、かなりの需要が見込まれる。競合としては、自動で切断するタイプではない機材や、電柱を引き抜くタイプのものを提供する会社がある。

―金属塑性加工事業について、3Dプリンティング技術が本格的に登場するとどうなるか
金属の3Dプリンティングも可能かもしれないが、価格と量の問題があると思う。(会社説明資料にある、折り紙構造を利用したパイプは)まだ製品として販売していないが、自動車のバンパーなどに利用してもらえればと考えている。

―貯水機能を備えた配水管「マルチアクア」の強みは
川本哲夫取締役:配管内の水が循環して入れ替わるまで通常32時間かかるところ、螺旋状に流れるようにして8時間で入れ替わり、新鮮な水が1日3回貯まる。また、シリコンチューブを内蔵しており、水が外気に触れず、板の肉厚が薄く軽い。

―海外展開の考え方について
今は製造をメインにしており、中国とベトナムで作り、日本に輸出している。中国のほうが多いため、ベトナムでの製造を増やしていきたい。販売面では、海外での販売比率は6%で、現地での品質に対する要求はまだ高くない。5~10年経つと状況が変わってくると見ており、品質の重要性が脚光を浴びる時に販売を強化していきたい。

―子会社の訴訟の終結について
和解をしており秘密保持契約があるため、内容の詳細は言えない。子会社のチューブフォーミングで、品質ではなく事業上の契約関連で問題があり、今年4月に解決している。

―今後の資金調達の予定は
現状はないが、大型設備投資が必要な時やM&Aをする際に考えたい。

テクノフレックスの<3449>の情報はこちらでご覧いただけます。

[キャピタルアイ・ニュース 鈴木 洋平]

 


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