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ポート(7047)の春日社長、「メディアからリアルへ」

21日、ポート(7047)が東証マザーズに新規上場した。初値は付かず、公開価格の1480円を25%下回る1110円の買い気配で引けた。キャリアと金融、メディカルの3メディアを運営し、各メディアの読者とクライアント企業のマッチングや自社サービスの開発、販売を手掛ける。春日博文社長が東京証券取引所で上場会見を行った。

メディアの種類を増やしていきたいと話す春日社長

メディアの種類を増やしていきたいと話す春日社長

―初値が付かなかった
マーケットの評価、市場環境を含めて真摯に受け止めていきたい。

―事業内容は
(就活やカードローン、FXについての)悩みを検索したインターネットユーザーに、自社のメディア内にあるコンテンツ(記事)を読んでもらい、表示される広告からサービスの申し込みをすることで収益が発生する成果報酬型の送客ビジネス。閲覧数ではなく申し込みや購買、予約などコンバージョンをどれだけ伸ばせるかが収益に関係する。特定領域に関心がある多くのユーザーを集め、広告商品とのマッチング相性が良いため成り立つ。

―事業の特徴は
コンテンツの作成を内製化しており、専門家が実名を出して監修し、普遍性が高く陳腐化しづらいものを作る。また、送客型なので広告単価が高い。コンテンツ生成と広告宣伝にコストがかかるが、コンテンツをストックしていくため、宣伝費比率を落としていくことができ、収益が損益分岐点を超えると、高い成長につながる。

―メディア間でのシナジーはあるのか
現状ではないが、メディア内でのシナジーはある。人材では新卒から既卒・第二新卒領域へは横展開が図れており、収益のスピードは速まっている。

―成長方針は
人材と金融メディアを拡充する。また、メディアの運用は同一の仕組みでできているので、複数領域に水平展開し、メディアの種類を増やす。コンテンツを資産化し、送客できるものを検討している。具体的には冠婚葬祭、出産育児、介護、不動産、専門家相談などがある。

メディア内でのユーザーの行動データを使ってリアルなサービスにつなげるプロダクトも開発し、メディアあたりの収益を拡大する。人材系のメディアでは、人材紹介会社との協業だけでなく、自社でエージェントを作り、企業への人材紹介サービスを通じて収益獲得にチャレンジしている。10以上の地方自治体から受託し、人材メディアで得られたデータを活用し、地元企業の採用を支援し地方送客拡大を目指す。メディアサービスからリアルを基軸にさらなる展開を図る。メディカル分野では無医地区でのオンライン診療サービスの実証研究を進めている。早期に自社プロダクトを開発する。

―金融領域の競合は
競合は多い。我々はカードローンやFXを扱っており、対象ユーザーが多い領域に取り組んでいきたい。

―M&Aについての考えは
ほかのメディアを購入する可能性もゼロではなく、費用対効果を見て判断する。

―業績目標は
今期は売上高28億8000万円、経常利益5億5000万円を計画している。

―資金使途は
主に人材投資に充てる。開発やマーケティングチームを増強したい。

―配当政策は
成長投資を実施しており、現時点で配当の予定はないが、余力が出てきたタイミングで配当したい。

ポート(7047)の情報はこちらでご覧いただけます。

[キャピタルアイ・ニュース 鈴木 洋平]


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