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香陵住販の薄井社長、「賃貸現場を熟知し、県内で認知度高める」

香陵住販薄井社長②

茨城県内でまだまだやることがあると話す薄井社長

13日、香陵住販が東証ジャスダックスタンダードに新規上場した。初値は公開価格の1700円を15.88%上回る1970円で、終値は1701円だった。茨城県と東京都で、不動産の売買や賃貸、仲介、管理を中心に、コインパーキングや太陽光発電事業などを展開している。薄井宗明社長が東京証券取引所で上場会見を行った。

―上場の理由は
創業時から上場したいと考えていた。プレハブ小屋のような所からスタートしたが、会社は社会の公器であるという考えが強く、公器であれば倒産させられないし上場がふさわしいと、スタッフが2~3人の頃から話していた。

―上場の感想は
スタッフを含め関わってきた関係者に感謝している。一つの目標を実現できたのは皆の力を集中してくれた証だと思う。田舎の会社だから地味とは思っているが着々と実績を重ねているので、安心感、安定感は高まっていくのではないか。長期で持っておけば楽しみだねという風に思ってもらいたい。

―足元の業績について
今期(2018年9月期)は50億5900万円の売上高に対して、4億3800万円の経常利益が見えている。

―事業の特徴や強み
不動産流通と管理を手掛けており、管理戸数は1万4000戸超。集金額の5%が収益になり安定収益に貢献している。

茨城県水戸市を中心に地域に密着した16店舗から寄せられる賃貸営業現場の情報を熟知し、時代の変化を先取りしている。入居者にとっては快適な住居を、オーナーにとっては利回りの良い物件を提供している。東京でも負けない商品を作る。量ではかなわないが、例えば、他社が利回り7%の物件を建てるのであれば、我が社は7.5%の物件を作る。

―今後の事業戦略は
1年後には管理戸数1万5000戸を目指す。具体的には県南エリアと東京エリアを増強する。特に、東京とつくばエリアの管理戸数を2年をメドに1000戸に増やす。経験則上1000戸に到達すると認知度が高まり、1500戸に増加するまで時間はそれほどかからない。

東京には10年前に2棟造っているが、土地や建築費が高いため、今は中古の収益物件を購入している。直近では八丁堀(中央区)に良い土地を購入したため、再来期に14階建ての住居系の投資商品を作る。

―隣県への進出はあるか
それはない。茨城県内でまだまだやることがあり、他の県に出ても勝つまでに時間がかかる。県内で認知度を高めるほうが良いと考えている。

―市場環境について
東京オリンピック・パラリンピック後は厳しくなると見ている。来年の消費税増税から雲行きが怪しくなるかもしれない。

―上場を機に新しい展開はあるか
周辺ビジネスではありうる。コインパーキングは600台から1000台規模に増やしたい。雨が降ると駐車場の売り上げは上がる。コインランドリーは始めて1年も経っておらず、内容を見て利益が上がるようであれば、物件オーナーに提案していく。

―組織の見直しはあるか
この3年で、証券会社と監査法人に、特に管理系やIPOメンバーが鍛えられた。大変な経費がかかったが、利益率は落ちていない。3年前ぐらいまでは店舗19時まで年中無休で開けていたが、水曜日を休みにし、他の曜日を18時に閉店するようにした。各スタッフの能力が上がって生産性が向上したのではないかと見ている。

[キャピタルアイ・ニュース 鈴木 洋平]


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