CAPITAL EYE

株式・債券の発行市場にフォーカスしたニュースサイトです。

コメダHDの臼井社長、「“コメダもどき”はつくらない」

29日、コメダホールディングスが東証1部に新規上場した。初値は、公開価格1960円を93円(4.74%)下回る1867円で、終値は1879円だった。臼井興胤社長らが東京証券取引所で上場会見を行った。

―上場初値が公開価格を下回った
外部環境がどうであろうと、株価は市場の我々に対する評価。真摯に受け止めざるを得ない。今後株主に決して失望させないようにしたい。

―高利益率の理由は
コメダの店舗は98%がFCで、本部からコーヒーとパンを提供している。一般的に水物と粉物は利益率が高いと言われており、当社の原価率は低い。FC展開 のため本部が負担する費用が少ないことも理由だ。コーヒーとパンという定番品にメニューを定め、オペレーションコストを抑えていることも特徴。更なるコス ト削減の方法として、食材を一括仕入れすることも考えている。

また、売り上げのブレ幅は飲食業界でも特出して小さい。以前私はマクドナルドにいたが、同社は昼間の売り上げが多かった。コメダは、コーヒーにパンと卵が無料で付くモーニングを出しており、朝から晩まで売り上げがある。

―出店ペースの見通しは
2020年度に1000店舗を目指し、しばらくは国内の刈り取りを優先する。ペースは年間70~80店舗程度をメドとする。出店の費用はFCオーナーが負担するため、ロードサイド型でもビルイン型でも、当社の収益率は変わらない。

2013年にコメダに参画して以降、私が気を付けてきたのは、むやみやたらと「コメダもどき」を出店するのではなく、名古屋で磨かれてきたブランドをきち んとした形で展開することだった。ブランドは、1店舗で傷つくとそれがあっという間に広がっていく。創業者の加藤太郎氏が売却する前の方針からも大きく変 わっていない。

―大株主のMBKパートナーズとの関係は
プライベート・エクイティファンドなので、長期保有は基本的にしないが、ただ短期で売り抜けることもないだろう。これまで、当社と投資会社の事業判断に乖 離を感じたことはなく、MBKは長期的に企業を見ていると思っている。ファンドとは良好な関係であり、ほかの投資家にとってマイナスになる関係ではない。

―連結配当性向は50%と目標が高いが、利益を成長投資に回さないのか
先述の通り、出店にあたり当社から多額の投資が必要ないため、資金需要はない。今後出てきた場合は金融機関から借り入れる。

[キャピタルアイ・ニュース 赤司 早規]


CAPITAL EYE © 2016
本情報の正確性には万全を期しておりますが、情報は変更になる場合があります。 また、第三者による人為的改ざん、機器の誤作動などの理由により本情報に誤りが生じる可能性があります。 本情報は、情報の提供のみを目的としており、金融商品の販売又は勧誘を目的としたものではありません。 投資にあたっての最終決定は利用者ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。 本情報に基づいて行われる判断について、株式会社キャピタルアイは一切の責任を負いません。 なお、本情報の著作権は、株式会社キャピタルアイ及び情報提供者に帰属します。本情報の転用、複製、販売等の一切を固く禁じております。