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アイペット損害保険の山村社長、「費用を気にせず病院へ」

25日、アイペット損害保険が東証マザーズに新規上場した。初値は公開価格の2850円を58.7%回る4500円で、終値は4040円だった。同社は犬や猫を対象にした保険商品を販売している。山村鉄平社長が東京証券取引所で上場会見を行った。
アイペット損保 山村社長
―初値が公開価格の1.5倍になった
市場の評価と考えている。しっかり評価してもらえるよう励んでいきたい。

―事業の強みは
一つはペットショップ代理店のみならず、WEBなど販売チャネルを複線化していること。ネットからの加入は4割を占める。日本獣医師会の調査によると、猫の入手経路はペットショップよりも譲渡が多く、保険にはネット経由で加入することが多い。

もう一つはペット用の保険証を発行し、病院の窓口で清算できる「対応動物病院制度」の採用。業界1位のアニコムホールディングスも採用しており、他の保険会社との差別化につながっている。ペットの医療費が高額になる現状でも費用を気にせずに病院に連れていくことができ、利便性が高い。

―業界の状況をどう捉えるか
日本でのペット保険加入率は未だに7.7%で、スウェーデンの50%、英国の25%と比べて低い。ただ、ペット保険に加入していないと病院に連れていけない現状から、ニーズが拡大し、この5年間の保有契約件数と経常収益は毎年20%前後増加している。しっかり認知度を上げていきたい。

―今後の成長戦略は
新たな販売チャネルの開拓とアイペットの認知度向上、ITインフラへの投資を3本柱としている。新規のチャネルとしては猫の主な入手経路としての譲渡団体の開拓を優先する。知名度向上については、株主の秋元康氏の協力を得て乃木坂46とのタイアップを昨年10月に開始し、アイコンとしてネット広告やCM、ツイッターなど全てのメディアに起用している。IT投資はコスト削減が目的となる。

―特に力を入れるものは何か
ITインフラへの投資だ。当社は保険を扱う会社だが、ベンチャー企業という側面もありインフラ整備の余地がある。契約件数35万件に対して、保険の支払いは70万件あるが、紙での処理がほとんど。オンライン化や自動査定の導入などで事務処理のコストを削減して事業費率を下げ、顧客に還元したい。

[キャピタルアイ・ニュース 鈴木 洋平]


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