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神戸天然物化学の広瀬社長、「顧客と技術者、設備で発展」

15日、神戸天然物化学が東証マザーズに新規上場した。初値は公開価格の2340円を56.62%上回る3665円で、終値は3770円だった。同社は化学品や医薬品メーカーから研究・開発の受託と有機化合物の量産を一貫して手掛ける。広瀬克利社長が東京証券取引所で上場会見を行った。

神戸天然物化学の広瀬克利社長

神戸天然物化学の広瀬克利社長(東証)

―上場初日の感想は
先端産業分野で事業を進めてきた。マザーズに上場したいとの願いが叶い、ありがたく思っている。

―初値が付いたが
初値が公募価格を上回りほっとした。下がらないように頑張って利益を伸ばしていきたい。我々は産業界の縁の下の力持ちとして研究・開発支援を通じ地道に貢献してきた。今後も貢献すると同時に、一緒に成長していきたい。

―事業の強みは
当社は、化学・医薬品の研究・開発から量産まで一貫して受託し、高付加価値の製品・サービスをスピーディーに提供している。優良顧客の存在と高度な技術者集団、研究・量産設備の3つを強みとしている。創業当初は研究や開発が主力だったが、先行投資で量産体制を整えてきた。同時に社内で、研究・開発・量産のあらゆる場面に対応できる技術者を育成している。顧客のニーズに即応することで取引関係が長期化し、多くの優良顧客から業務を受託してきた。

―今後の成長戦略は
上場で調達した資金を大切に使い、今後2年間で総額44億円の設備投資を計画している。当面は量産設備の拡充に約30億円を充てる。また研究・開発設備には4億円を投じる。十数年前から次世代産業である中分子医薬の自社研究を進めており、研究・開発段階での受注に向けてノウハウを蓄積していく。

―業績について
創業から20~30年かけて量産体制を整え、2016年から成果が出始めた。売上高の今期目標は約58億円だが、第3四半期の段階で46億円を超えて計画を達成する見込み。前期は、半導体材料など機能材料分野の売上高が23億5800万円で、医療分野が17億5700万円。これからは医薬品が伸び、来期以降は医療分野が機能材料分野を追い越すと考える。経常利益も既に10億8000万円ほどで、今期予想の10億1000万円を超過している。

―株主への還元は
純利益の20%ほどを配当に回し、8割は再投資に充てたい。研究・開発業務から量産化に対応するために、しばらくは大きな投資が必要と考えている。

[キャピタルアイ・ニュース 鈴木 洋平]


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