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SUSの齋藤社長、「社会人学校で差別化」

13日、エスユーエスが東証マザーズに新規上場した。初値は、公開価格の2300円を116.09%上回る4970円で、終値は4280円だった。同社は、大手製造業やIT企業を対象とする技術者派遣事業が主力。齋藤公男社長が東京証券取引所で上場会見を行った。

―初日の株価に対する感想は

エスユーエスの齋藤社長

エスユーエスの齋藤社長

高く評価してもらえたことに感謝する。継続的に投資家の信頼を得られるよう、事業で結果を出していく。

―事業の強みは
ITエンジニアの派遣に強みを持っている点と、技術者のキャリアパスを提供する「社会人学校」のビジネスモデル、産学連携で独自開発した育成ツールなどが当社の特徴。

同業は機械や電子分野での技術派遣を主としているケースが多いが、当社が派遣する技術はのうち7割超がIT分野。社会人学校は、エンジニアそれぞれに適した教育やサポートをする教育モデルで、将来的にフリーエージェントとして仕事を選び、望む働き方ができることを目指している。派遣先の企業が求めるヒューマンスキル(行動特性や思考、性格など)を可視化し、測定し、教育できるツールを開発した。大手企業での活用実績が積み上がり、ビッグデータが蓄積されている。社会人学校のような教育体制やヒューマンスキルを測定するツールは同業他社が手掛けていない。

当社が採用を強化している新卒は年々母数が減っているものの、自由に仕事を選べるフリーエージェントを潜在的に望む学生は多く、その仕組みを当社が作り上げることでニーズを捉える。

―成長戦略は
マーケットシェアの拡大のため、2019年9月期までに4拠点を関東と中部で新設するほか、ビッグデータやAIを中心とした第4次産業革命で成長機会を捉える。新規事業として、ヒューマンスキル測定ツールやAIを活用した人材紹介サイトや採用支援ツールを開発している。

―業界でのシェアや順位は
技術者派遣では2%台。市場規模は2017年度の7480億円から2020年度までに9000億円に拡大すると見込まれ、特にIT分野が牽引している。こうしたことを背景に、確実にシェアを伸ばせると思っている。

―創業のきっかけは
私は半導体装置のソフトの設計に携わる技術者で、エンジニア時代から開発の請け負いや受託をやっていたことが創業のきっかけ。起業当時にIT市場が盛り上がっていたため、この需要をとらえた。

―上場の理由は
社員のボトムアップや今後の事業展開のため。当社はオーナー企業のため、集団指導体制が確立できておらず、私が戦略を立て、部下には実行させるだけの状況だった。上場を目指すなかで、課長以上には戦略立案ができる知識を持たせ、ガバナンスや上場の仕組みを全員で理解した。こうした取り組みは今後の事業展開で大切なものと考えている。

[キャピタルアイ・ニュース 赤司 早規]


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