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SMBC日興、鉄道・運輸機構のサステナボンドセミナー開催

セミナーの様子

セミナーの様子

SMBC日興証券は10日、鉄道建設・運輸施設整備支援機構を招いて、サステナビリティボンドセミナーを名古屋市内で開催した。

SMBC日興資本市場本部・本部長補佐の三瓶匡尚氏が「高まるSDGsへの取り組みとESG投資の在り方について」、鉄道・運輸機構理事の西川浩氏と同経理資金部資金企画課長の村松功一氏が「サステナビリティボンド発行の概要について」説明した。愛知県・岐阜県・三重県の投資家など約50人が参加した。

鉄道・運輸機構理事の西川氏

鉄道・運輸機構理事の西川氏

機構は、2017年11月に財投機関として初めての円建てグリーンボンド(GB)を発行。2019年度はプログラム認証を経て、全ての財投機関債をサステナビリティボンドとして発行する。四半期に1回のうち初回は5月で、5年・10年・15年・30年の4本立て・総額430億円程度を予定している。

17ある国連のサステナブル・デベロップメント・ゴールズのなかの、8)「働きがいも経済成長も」、9)「産業と技術革新の基礎をつくろう」、11)「住み続けられるまちづくりを」、13)「気候変動に具体的な対策を」、14)「海の豊かさを守ろう」という目標の達成に対し、債券の調達資金を鉄道建設業務と船舶共有建造業務のファイナンスとリファイナンスに充当することで貢献する。

サステナビリティボンドは、グリーン性とソーシャル性を併せ持つ債券。輸送量あたりのCO2排出量で見ると、鉄道は自家用乗用車の7分の1、船舶は自家用トラックの30分の1であり、機構業務のこうした側面がグリーン性を有する。また、鉄道建設や離島航路といった必要不可欠な交通インフラの整備がソーシャル性にあたり、これらがサステナビリティボンドの要素を構成している。

鉄道・運輸機構経理資金部資金企画課長の村松氏

鉄道・運輸機構経理資金部資金企画課長の村松氏

グリーンボンドやサステナビリティボンドに高い質が求められる世界的な潮流に応じ、1月に第三者評価機関であるDNV GL(ノルウェー、1864年設立)から検証を受け、環境改善効果については厳格な国際基準を設けるCBI(Climate Bonds Initiative、低炭素経済に向けた大規模投資を促進する国際NGO)から認証を取得した。これらの検証と認証は国内初のケース。「セカンドパーティ・オピニオンと格付けのみで発行されるGBではなく、世界トップレベルの認証を得て、高いクオリティを維持して投資家に安心して購入してもらう」(村松氏)のが目的。

[キャピタルアイ・ニュース 菊地 健之]


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