18日、日本高速道路保有・債務返済機構の2本立て債(AA+:R&I/A1:ムーディーズ、総額350億円)が条件決定した。以下は案件レビュー。
回号 | 年限 | 発行額 | 償還日 | 表面利率 | 対国債 | 対カーブ | 主幹事 |
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278 | 4 | 200 | 25/12/19 | 0.075% | +5bp | +5bp | みずほ/三菱/大和/野村/日興 |
279 | 20 | 150 | 41/12/20 | 0.707% | +1bp | +1bp | 三菱/大和/みずほ/野村/日興 |
※発行額:億円

首都高馬場入口(2020年11月30日、横浜市鶴見区)
4年債は昨年12月(300億円、0.001%、国債+10.7bp<CEYE算出>、主幹事:三菱UFJMS/大和/みずほ/野村/SMBC日興)、20年債は今年1月(150億円、0.538%、国債カーブ+1bp、同:野村/三菱UFJMS/大和/みずほ/SMBC日興)に続く登場で、両年限の同日起債は初めてと見られる。海外での金融引き締め観測を発端とした急速な金利上昇によって、これまで絶対値プライシングだった4年債は近接年限に倣ってスプレッドプライシングに移行し、国債カーブ+5bpという「4年物財投機関債の新たな着地点を見いだした」(野村)。一方、20年債は前回債や先行銘柄と同じ+1bpで150億円を消化した。キャピタルアイ・ニュースで続きを読む