24日、NTTファイナンスの5本立てドル債(A1:ムーディーズ/A:S&P、総額80億ドル、ブックランナー:MS/JPM/BofA/GS/みずほ/野村/SMBC日興)と2本立てユーロ建て債(同:同、総額20億ユーロ、同:同)が条件決定した。NTTの保証付き。以下は案件レビュー。
年限 | 発行額 | 償還日 | 表面利率 | ローンチ・スプレッド |
---|---|---|---|---|
2 | 15億ドル | 23/3/3 | 0.373% | 米国債+25bp |
3 | 10億ドル | 24/3/1 | 0.583% | 米国債+35bp |
5.08 | 30億ドル | 26/4/3 | 1.162% | 米国債+57bp |
7.08 | 15億ドル | 28/4/3 | 1.591% | 米国債60bp |
10.08 | 10億ドル | 31/4/3 | 2.065% | 米国債+70bp |
4 | 10億ユーロ | 25/3/3 | 0.010% | MS+30bp |
9 | 10億ユーロ | 30/3/3 | 0.342% | MS+40bp |

ドコモショップ(2021年2月22日、横浜駅)
NTTがNTTドコモを完全子会社化するに当たって借り入れたブリッジローンのリファイナンスのための起債で、総額1兆円だった昨年12月の4本立て円債(NTT保証付き、AAA:JCR/A:S&P、3年:0.050%・国債+18.6bp<CEYE算出>/5年:0.180%・+29.5bp<同>/7年:0.280%・+38.0bp<同>/10年:0.380%・+36.5bp<同>、ブックランナー:SMBC日興/三菱UFJMS/みずほ/野村/大和)に続く登場。80億ドルと20億ユーロを調達し、円債と同様に兆円規模のディールとなった。最終需要はドル債が260億ドル、ユーロ建て債が90億ユーロに上っている。キャピタルアイ・ニュースで続きを読む