8日、日本政策投資銀行の3本立て債(AA+:R&I/AAA:JCR/A1:ムーディーズ/A:S&P、総額600億円、ブックランナー:野村/SMBC日興/みずほ)が条件決定した。以下は案件レビュー。
回号 | 年限 | 発行額 | 償還日 | 表面利率 | 利回り | 対国債 | 対カーブ |
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136 | 3 | 200 | 24/3/19 | 0.001% | 0.0003% | +11.0bp | – |
137 | 5 | 200 | 26/3/19 | 0.030% | 0.030% | +12.4bp | – |
138 | 10 | 200 | 31/1/15 | 0.145% | 0.145% | +10.5bp | +10bp |
※発行額:億円、3年・5年債の対国債はキャピタルアイ・ニュース算出

日本政策投資銀行本店(2017年4月7日、東京・大手町)
昨年10月の前回はスポットの15年債を含む4本立て(総額900億円)だったが、今回は定例年限だけでの起債。新年の居所を探った結果、3年債が0.001%・100.002(利回り0.0003%程度)、10年債が国債カーブ+10bpといずれも昨年12月の銘柄と同水準に仕上がり、5年債は11月までの0.04%から1bpタイトな0.03%に着地した。日本証券業協会の新規則が今月から始まったことを受けてトランスペアレンシー方式で運営し、総額600億円の発行額に対して1700億円近いオーダーを取り込んだ。キャピタルアイ・ニュースで続きを読む