9日の地方債市場では、京都府の20年定時償還債と大阪市の30年定償債が条件決定した。以下は案件レビュー。
発行体 | 最終 | 平均 | 発行額 | 表面利率 | 対国債 | 対MS | 下限 | 基準 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
京都府 | 20年 | 10.50年 | 100 | 0.243% | 19 | 17 | 0.140% | 国債 |
大阪市 | 30年 | 15.25年 | 100 | 0.406% | 15 | 26 | 0.280% | 国債 |
*発行額:億円/対MS・国債:+bp
*MS=ミッドスワップ・レート

天橋立(読者提供:京都府宮津市、2014年5月4日)
超長期の定償債は、リーマンショック以来となるT/Lスプレッドの逆転現象を受けて、3日の千葉県債がそれまでのMS対比から国債対比にプライシング手法を変更(下記表参照)。T/Lの逆転は15年近辺で継続し、10年近辺でも差が小さいことから、今日の2銘柄は国債スプッドプライシングを採用した。キャピタルアイ・ニュースで続きを読む