
KHネオケムが入居する室町古河三井ビルディング(東京・日本橋室町、2019年9月19日)
29日、KHネオケムの5年債が条件決定した。以下は案件レビュー。
回号 1
年限 5年
発行額 50億円
表面利率 0.240%
発行価格 100
ローンチ・スプレッド 国債+43.5bp程度<CEYE算出>
参照国債回号 337
参照国債償還日 2024年12月20日
プライシング基準 絶対値
償還日 2024年12月5日
格付け BBB+(R&I)
ブックランナー みずほ
主幹事 SMBC日興/野村
冷凍機油原料や化粧品原料、電子材料向け高純度溶剤という三つの機能化学品を扱い、こうしたニッチ分野で高い競争力を持つ。「世界的に供給者が限られ、有力顧客と密接な関係を構築できている」(R&I)ことが発行体の強みで、「原料からの一貫生産も競争力の源泉となっている」(同)。KHはかつての親会社である協和発酵キリンを指す。そのネオケムが初めて社債市場に登場し、5年・50億円のディールを0.24%に仕上げ、2.2倍ほどの買いを取り込んだ。キャピタルアイ・ニュースで続きを読む