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BEST DEALS OF 2018:住宅機構、2兆円を円滑に、新たにT種を供給

■BEST ISSUER OF 2018 証券化部門
住宅金融支援機構

住宅金融支援機構フラット35(2017年10月15日)

住宅金融支援機構フラット35(2017年10月15日)

15件・2兆89億円のRMBSを供給し、日本の証券化市場を維持・発展させている。適正なプライシングで、月次債は毎回1000億円を超える規模を円滑に消化した。季節要因で毎年度大型化する4月(第132回)債は年度で唯一2000億円超の発行額。140件以上の投資家を動員して、順調なスタートを切った。6月(第134回)債は、4ヵ月ぶりに国債対比がタイトニングし、クーポンが0.4%を割り込んだものの超過需要を創出した。12月(第140回債)債は、米国の利上げペース鈍化観測や米中貿易摩擦、英国のEU離脱議論の紛糾などを受けて長期金利が急速に低下するなかでの起債だったが、主要投資家の脱落なくプライシングに至り、市場と継続的に対話する姿勢が逆境に活きた。

6月には旧住宅金融公庫の直接融資債権を対象とする新シリーズT種債を開始し、計3本を発行した。平均年限が9年程度の月次債に対して4年程度のため、月次債に出動する層に加えて、短い年限を好む新たな投資家が加わった。新発5年国債をベンチマークとし、初回は+27bp、第2回以降は+26bpで条件決定している。市場に新たな選択肢を提供し、発行体にとっては調達手段が拡大した。

・住宅機構が2018年度に発行したRMBS

回号 条件決定 発行額 表面利率 対国債 YCS 前回比OAS 主幹事
T3 11/22 1000 0.16 26 21.5 0.9 SMBC日興/野村/三菱UFJMS
T2 8/24 500 0.18 26 19.8 -1.7 SMBC日興/野村/みずほ
T1 6/22 500 0.16 27 22.0 大和/野村/三菱UFJMS
143 3/20 1471 0.31 35 22.1 -0.1 SMBC日興/大和/バークレイズ
142 2/20 1129 0.32 35 22.5 1 大和/みずほ/メリル
141 1/23 1625 0.36 35 21.7 1.8 みずほ/大和/野村
140 12/19 1453 0.38 35 20.2 0 Gサックス/SMBC日興/三菱UFJMS
139 11/16 1422 0.46 35 20.1 0 三菱UFJMS/新生/みずほ
138 10/19 1399 0.50 35 19.9 -0.5 野村/三菱UFJMS/メリル
137 9/21 1457 0.47 35 19.8 0 メリル/SMBC日興/三菱UFJMS
136 8/22 1472 0.44 35 19.3 -2.3 SMBC日興/Gサックス/バークレイズ
135 7/20 1436 0.39 35 22.4 1 大和/SMBC日興/みずほ
134 6/20 1309 0.39 35 20.8 -1 みずほ/新生/野村
133 5/18 1574 0.42 36 21.8 -1 野村/大和/メリル
132 4/19 2342 0.40 36 22.3 0.7 三菱UFJMS/Gサックス/野村

*発行額:億円/表面利率:%/対国債・YCS・前回比OAS:+bp
*YCS=イールドカーブ・スプレッド/OAS=オプション調整後スプレッド

[キャピタルアイ・ニュース 菊地 健之]


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